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2012年04月07日
たそがれクライマー奮闘記(10) まずは安定した静止ポーズ
上手なクライマーの動きは水の流れのようであるが、まずはそれは棚に上げて、ひとつひとつの動きを分解してみよう。
スラブ・クライミングでは一歩スタンスに立ち込む、そして、次にまた一歩スタンスに立ち込むという話をしたが、フェース・クライミングでもまず良いホールド、良いスタンスのところで安定した静止ポーズを体験してみよう。肝心なことは手よりも足の方が力が強いということである。だから、出来る限り手に負担がかからないように、足で立つにはどのようなポーズが最適かを経験する。
片手で良いホールドを掴み、両足、又は、片足でバランスをとる。まずはやってみよう。
なぜ、こんなことをさせるかというと、ビギナーは良いホールド、良いスタンスのところをさっさと登ってしまい、悪いホールド、悪いスタンスのところで我慢しようとするからだ。このようなことをすれば、すぐにパンプしてしまう。
上手なクライマーは良いホールド、良いスタンスのところではレストしているのである。悪いホールド、悪いスタンスのところをさっさと登ってしまうのである。
人間の限られた力を使う中で、この違いは天と地ほどの差だ。頭の中では当たり前のようなことではあるが、これが結構できないのだ。
まずは自分にとって安定した静止ポーズを捜してみよう。そのポーズだったら10分でも20分でも耐えられるような姿勢を。
投稿者 sue_originalcv : 2012年04月07日 19:45
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