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神奈川ヒマラヤンクラブによるパミール遠征他


 清水充治さんは神奈川ヒマラヤンクラブに所属して、何度もパミールの地を踏んでいます。
 1992年8月、清水さんを含めた神奈川ヒマラヤ登山隊は未踏峰であったスパンティーク峰(7,027m)にアタックし、16人全員の登頂を果たしました。
 徹頭徹尾、全員登頂にこだわり、数々の困難を乗り越えた結果です。この年、カラコルム、ヒマラヤを目指した他の日本隊6隊は悪天のため、ことごとく登頂を断念していますので、清水さんの登山隊の功績は快挙と呼ぶにふさわしいのです。
 山頂を目前にして、先頭を登っていた隊員は立ち止まり、後続の隊員が登って来るのを待ちました。数々の困難をみんなで乗り越えて来たのだから、みんなで山頂を踏もうという配慮です。そして、みんなが集まったところで、山頂に向かいました。このシーンをカメラがずっと追っているのです。何度見ても胸が熱くなるシーンです。
 その清水さんの夢はパミールの子供たちのために現地に学校を建設することだと伺っています。
(関連作品:「みんなで登った ~スパンティーク峰(7,027m)16人全員登頂の記録~」)