[PR] 10周年感謝企画第5弾 ボランティア撮影
- オリジナル・シー・ヴイ代表の末次です。
7月5日はオリジナル・シー・ヴイ創立十周年記念日です。
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<目次>
1.[PR] 10周年感謝企画第5弾 ボランティア撮影
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品 → 「あじさい祭り」
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1.[PR] 10周年感謝企画第5弾 ボランティア撮影
福岡県北九州市八幡東区宮田町の人口は956人。その内、60歳以上は446人で全体の47%、そして、80歳以上は135人で全体の14%に達する。つまり、高齢者社会の最先端を行っている町だ。
この町の第3町内会の会長さんは80歳。そして、この会長さんの願いはひとつ。町内の皆さんが末永く元気で暮らしてほしいというだけなのである。
その願いを込めて、会長さんは毎年、枝光西公園のあじさいの咲く時期に「あじさい祭り」を催している。今年で9回目を数えるという。
たった2時間程の小宴会なのだが、野点を行い、つつましやかな食事とお酒が振る舞われる。
でも、足腰が弱くなって家に閉じ籠ることが多い高齢者の皆さんにとっては1年に1度の皆さんに会えるサロンの場なのである。
「今年も元気だったね。」とお互いの肩を叩きあうのだ。
私は久しぶりに会長さんにお会いしたとき、この9回目のあじさい祭りが催されることを伺い、こちらから撮影をさせていただくことを申し上げた。
私にとっては私のミッションとして当然行わなければならないことだと思ったのであるが・・・。
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品
作品名「あじさい祭り」
制作 福岡県男性
作品時間 17分
6月19日午前8時。どんよりとした雲から今にも雨が降り出しそうだ。
あじさい祭りの開始時刻は午前11時なのだが、その準備がまだ始まっていない。昨日の天気予報では台風の接近によって大雨洪水警報が出ており、昼頃には100ミリ以上の降水予想となっていた。
私を含め多くの人はこの時刻には雨が降っていて、あじさい祭りの中止が出されるものと思っていた。
ところが雨は降りそうだが降っていない。開催するのか、中止するのか、極めて難しい判断を会長さんは出さなくてはならなかった。開催しても土砂降りの雨が降って来たら、どのようにするのか。誰しもが予測することであった。
午前9時過ぎ、いつものニコニコとした表情で会長さんが現れた。
「やるよ。」
町内の関係者の皆さんは半信半疑だったが、会長さんがやると決めた以上はやるしかないのだ。公民館から借りて来た大きなテントを2つ張って風で飛ばないようにしっかりと杭を打って止めた。
シートを敷き、たくさんのテーブルを出した。食事とお酒が運び込まれ、野点の準備も整った。
午前11時の開始時刻になると、多くの皆さんが席に付いて、会長さんのあいさつとなった。50人以上の参加者を前にして、
「私は演説が下手なので・・・。皆さんが楽しんでくれればいいんです。」
そして、野点による抹茶を全員が楽しみ、宴会も盛り上がった。
午後1時、お開きと共に、ザーッと雨が降って来た。今年のあじさい祭りも無事に終了したのだった。会長さんのあじさい祭りにかける執念を神様は微笑んで下さったのであろう。素晴らしいひとときを与えていただいた。
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ありがとう。これ(ビデオ作品「あじさい祭り」)は私の宝です。