[PR] 創立十一周年目を迎えて・・・
- オリジナル・シー・ヴイ代表の末次です。
サッカーワールドカップで日本は残念ながら敗退しました。多少うまいぐらいでは勝てないなと思いました。ワールドカップで勝ち抜くためには圧倒的に強くなければ・・・。あの強いオランダでもまだ優勝はないのですから日本もまだまだこれからです。
-----------------------------ーー
<目次>
1.[PR] 創立十一周年目を迎えて・・・
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品 → 「The 10th Anniversary of Weddings」
-----------------------------ーー
1.[PR] 創立十一周年目を迎えて・・・
創立十一周年目を迎えて、「謝恩セール」、「お客様大感謝祭」なんていう見出しには残念ながらなりません。
長い間、映像を残すという仕事に携わって来ますと、制作したビデオ作品がお客様の心の中にどのように残っていくのかを考えるようになって来ます。
中学校の合唱コンクールで制作したビデオ作品を保護者の皆さんがご覧になられたら、子供たちが歌う旋律に心が震え、厳しい仕事もこの子供たちのためになんとか乗り切ろうと思うのではないか・・・。
親がクライミングに夢中ですが、子供たちはまったくそれを理解しないご家族があったとします。それでも、親が一生懸命に登っている姿をビデオ作品に残していれば、どうなるでしょうか。
いずれ成長して子供たちが親と同じ年代になったとき、そのビデオ作品に残された親の姿を見て、子供たちは・・・。
結婚式披露宴で新郎新婦は人生で最も輝く瞬間を迎えています。
その輝く新郎新婦を撮るのは当たり前ですが、一方で控室で新郎新婦を見つめる双方のご両親の姿を長回しで撮ります。
新郎新婦が成長して、彼らが自分の子供たちを送りだすようになったとき、そのビデオ作品に残されたご両親の映像を見て、初めてご両親の想いが伝わるのではないでしょうか。
映像は撮影を終えた瞬間から過去になっていきます。その映像を編集してビデオ作品を制作するのですから、ビデオ作品自体は過去のものです。
しかし、それをご覧になった方の心の中に何かしらのイメージが未来に向けて残っていきます。
オリジナル・シー・ヴイのキャッチコピーはその想いを伝えます。
「ビデオ作品は未来への贈り物です。」
(A video work is a gift to the future.)
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品
作品名「The 10th Anniversary of Weddings」
制作 東京都女性
作品時間 44分
仕事柄、いろいろなご家族に出会って来ましたが、これほど仲の良いご家族も珍しいと思います。
パパ、ママのお二人に3人の娘さんがいます。3人の娘さんともご結婚されていますが、長女と次女のお二人がちょうど今年で結婚10年目になります。
そこで、ママと三女が中心になって、長女と次女だけには秘密にして結婚10周年記念パーティを企画することにしたのです。
パーティの参加者はパパ、ママ、3人の娘さんとそのご主人、そして、娘さんにはお一人ずつお子様がいらっしゃいますので、計11人。
ある日、都内のあるカフェ・レストランを1日借り切りました。午前中から準備に入ります。テーブルや椅子を並べ、飾りつけをし、食事もワインも豊富に取り揃えられました。
ビデオカメラマンの私は3台の固定カメラを設置し、ハンドカメラを1台もって待機に入りました。
さて、何も知らせていない長女、次女がカフェ・レストランに入って来るところからカメラが回り始めます。
「エーッ、ナニコレ!?」
不審なカメラマンに、飾り付けられたレストランの中を見て驚きです。
すかさず、三女が10年前に結婚式でお二人が着たものと同じウェディングドレスを持って来て、「ハイ、着替えて」と指図。
長女と次女は言われるがままにウェディングドレスに着替えます。
乾杯が終わった後、お子様からダンスの披露。そして、それが終わるや否や長女、次女のそれぞれのご主人がエスコートしてステージに上がります。
長女、次女を前にして、それぞれのご主人はひざまずき、10年目のプロポーズを行いました。
長女のご主人は流ちょうな英語で、ペラペラペラペラ。
次女のご主人は一瞬緊張してから話し始めました。
「まだきちんとプロポーズをしていなかったので、10年目でちゃんとプロポーズします。
目をつぶってイメージして下さい。10年後の幸せな姿をイメージして下さい。20年後の幸せな姿をイメージして下さい。そして、俺たちが80才になったときの姿をイメージして下さい。
その出来たイメージの100倍幸せにします!!」
ママから、「オー、カッコイイ」と思わず声。
その後もイベントは続きました。幸せなご家族だけの世界。それを見ているのはカメラマンと4台のカメラ。そして、天上からは神様がご覧になって微笑んでいるのかもしれません。