[撮影四方山話] 水星
- オリジナル・シー・ヴイ代表の末次です。
北九州に移転して、最初の撮影のお仕事は千駄ヶ谷の東京体育館での講演でした。アレレ・・・。
撮影のご依頼を頂ければ、世界中至る所どこにでも参上します。
-----------------------------ーー
<目次>
1.[撮影四方山話] 水星
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品 「登山者に役立つ膝の痛み・トラブルの
予防と対処」
-----------------------------ーー
1.[撮影四方山話] 水星
12月に北九州に引っ越してから1月の「大寒」辺りまで、北西風が常に吹いて雲が次から次へと流れていくような天気が続いていたのですが、「大寒」を過ぎたある日を境にして、天候がガラリと変わりました。
満天の星が見えるような日が2-3日続くようになったのです。
理屈的にはこれまで一方的に強かったオホーツク高気圧の勢力が弱まり、太平洋高気圧の勢力が北九州辺りまで強まって来たということになります。そして、南東からの風も入り始めたことになります。
北九州は南東に九州山地を控えているので、南東風が吹けば北九州にはからっ風が吹くことになり、晴天になります。
確かに、2月の寒波が到来した際、東北地方から中国地方の日本海側で大雪になりましたが、北九州の平地では小雪が舞った程度で積雪には到りませんでした。
やっぱり、北九州は暖かいんだあ~~~。
そこで、俄然に楽しくなったのは夜明け前の星空ジョギング。北九州は横浜よりも光害が少ないので、星がよく見えます。1月の「大寒」の頃は南天の乙女座スピカの近くに木星が輝き、さそり座のアンタレスの左側に土星が見えました。
木星から土星に向けて、定規を当てて線を引き、その線と地平線の交わる辺りをじっと見つめると水星が姿を現しました。感無量です。
現在(2月後半)になると水星は太陽と重なるような位置に移動してしまいましたので、もう肉眼では見ることが出来ません。
次に夜明け前に、水星が姿を現すのは2か月後辺りかなあ。また、楽しみですが、日の出も早くなっているので見えるかどうか。
やきもきさせるところが、水星の最大の魅力なのかもしれません。
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品
作品名 「登山者に役立つ膝の痛み・トラブルの予防と対処」
制作 日本山岳会医療委員会
時間 114分
2月16日、千駄ヶ谷の東京体育館で、日本山岳会医療委員会主催の講演会「登山者に役立つ膝の痛み・トラブルの予防と対処」が開催されました。
定員100名で募集と伺いましたが、その日の参加者は120名を超える超満員。遠くからお越しになっている方も多数いらっしゃるとのことで、いかに多くの登山者が膝に悩みを抱えているのかがわかります。
講師は聖マリアンナ医科大学の小林哲士先生です。
ズバリ、小林先生のお話は懇切丁寧でわかりやすい!
まず、膝の構造を図で見せ、視聴者に最低限知っておいて欲しい各部の名称を説明していきます。
大腿骨、脛骨
前十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯、半月板
膝蓋下脂肪体、鵞足、腸脛靭帯、大腿四頭筋腱
そして、痛いところはどこなのか?大きく分けて、関節内のトラブルなのか、関節外のトラブルなのか。
それぞれを場合分けをして、そのトラブルのひとつひとつの原因と対処方法・予防方法を紐解いていくわけです。
痛い原因が何であるのかを正しく分析出来ていれば、解決策はおのずと決まります。複雑な場合もあるのでしょうが、それが発症する仕組みを理解出来れば答えは出てくるわけです。
その原因によっては歩き方ひとつを注意するだけで解決するような膝の痛みもあるとのこと。目から鱗です。
一番大切なところは原因の正しい分析ですが、これは素人のにわか判断では難しいと思いました。本当に多種多様なケースがあるので、そこは専門の先生と相談しながら、進めていった方が良さそうです。
最後に、視聴者の皆さんと質疑応答に入りました。ここで質問されたほとんどの方が実際に膝の故障で手術をされたという方ばかり。それも多種多様なケースがあって、対処方法も多岐にわたります。
それを小林先生はジグソーパズルを解くように、この場合はこう、その場合はそうと明快に回答していきます。視聴者に不安を抱かせるような要素は出来る限り排除するというような気配りがあってのことだと思います。
講演が終わり、閉会のことばで、日本山岳会医療委員会の浜口委員長からあいさつされました。
「・・・本日はいかに膝をいたわりながら、山を楽しむかというお話を聞けました。
会場の方からも膝の悩みを解く方法を、医療相談のお金を払わずに聞けたということは本日の最大のベネフィットではなかったかと思います。
これからも膝をいたわりながら、山登りを楽しんで下さい。以上です。」
パチパチパチパチ・・・・・。