[撮影四方山話] いつの間にか、理想の時代に
- オリジナル・シー・ヴイ代表の末次です。
残暑厳しいですが、それを吹き飛ばそうと活躍する踊り子の熱気もすごいです。
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<目次>
1.[撮影四方山話] いつの間にか、理想の時代に
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品 「<仮称>よさこい演舞」
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1.[撮影四方山話] いつの間にか、理想の時代に
「末次さん、埼玉でよさこい祭りに出演しますので、撮影にいらしていただけませんか。」
「行くのはいいのですが、カメラマン一人じゃ、限界があります。私が行くよりも、皆さん、スマホなどをお持ちなので、出来る限りたくさんの方に協力して撮ってもらい、それらを送って下さい。」
と、お願いすると同時に、その映像データをイチイチ郵送していたら大変なので、インターネット上で送ることが出来るファイル転送サービスを捜してみました。
ある、ある、いっぱいある。
誰でもが知っているメジャーなものがよいので、最終的にGoogle Driveを利用することにしました。
すごいですねー。いつの間にか、映像データをインターネットで転送できる時代になっていたのです。この技術進歩の速さに只々驚くばかりです。
オリジナル・シー・ヴイを立ち上げた15年前と言えば、アナログのHi8のビデオカセットレコーダーから、miniDVテープのデジタルビデオカメラに代わったばかり。
パッケージもVHSテープが主流で、DVDはこれからと言った感じでした。映像の圧縮技術もまだまだでした。
一方、インターネットは黎明期。回線速度は64kbpsから128k、256kと進み、1Mbpsと聞いたときは天地がひっくり返る思いでした。当然、インターネットの動画配信はマッチ箱のような小さい映像が紙芝居程度に送れるだけでした。
その時代に、撮影したすべての映像データをインターネット上で送るというのは夢のまた夢。
私が生きている内に、その夢が叶うなんて考えたこともありませんでした。
でも、現実的に夢が叶っているのです。
その当時、インターネットが普及すると仕事の分散処理が出来るので、地方が活性化すると言われていました。ところがこの10数年はその逆で東京の一極集中が進むだけでした。
インターネット上で映像のファイル転送が出来るようになった今、再度、インターネットを地方の活性化に役立てるサービスが出来ないかなと暗中模索中です。
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品
作品名 「<仮称>よさこい演舞」
制作 埼玉県女性
時間 5分
何が踊り子たちをそこまで駆り立てるのでしょうか。
踊り子たちのほとばしるエネルギーはどこから生まれるのでしょうか。
踊り子たちはどうやって観客を魅了させてしまうのでしょうか。
埼玉県朝霞市で開催された彩夏祭の熱気はすごいです。そこにチーム結成して1年にも満たない<仮称>よさこい演舞が初出演しました。
当初、私が編集の依頼を受けたとき、演舞は1回だけだと勝手に思ってました。ところが送られてきた映像を拝見しますと、ステージで6回、流し(大通りで前に進みながら踊る)で13回も踊っているのです。
1演舞が約5分ですから、この夏の盛りに、この回数を踊るだけでも相当なエネルギーです。
そして、メンバー構成はと言いますと、小学生から若いお姉さん、白髪交じりの親爺さんまで数家族、10数人といったところ。学校とか会社とかの団体ではなく、ファミリーであるということが最大の魅力です。
大小の旗を振りながら、ファミリーで一生懸命踊っている姿にジーンと胸が熱くなります。
当然、ここに参加するまで、どれほどの練習をこなして来たかもその演舞の内容を見ればわかります。
ファミリーの笑顔、そして、チームワークの見事さ。世の中に仲の良い家族なんて思ったほどいないんです。だからこそ、彼らの演舞を見て、皆さん、うらやましがるのではないでしょうか。
来年もまた、さらに充実して盛り上げてくれることでしょう。