[PR] 編集指示書はご自由に記載ください!
- オリジナル・シー・ヴイ代表の末次です。
今日から9月。今年の夏は消えてしまったようです。。
このメールマガジンはオリジナル・シー・ヴイ代表である末次が過去に直接お会いしている方々へ、または、情報配信をご承諾いただいている方にお送りするものです。配信を希望されない方は恐れ入りますが、配信不要のメールをinfo@originalcv.comまでお送りください。
----------------------------------
<目次>
1.こんなことも出来る!? → 編集指示書はご自由に記載ください!
2.先月のビデオ作品 → 「唐の国紀行」
3.ビデオ撮影上達の秘訣 → 第2回「チェンジ オブ シーン」
----------------------------------
毎回、三つのテーマでお届けします。「1.こんなことも出来る!?」はオリジナル・シー・ヴイからの企画提案です。「2.先月のビデオ作品」は文字通り先月編集した作品の中で、最も印象的な作品を紹介します。最後に「3.ビデオ撮影上達の秘訣」は、末次の独断と偏見による秘訣をご紹介します。これによって格段と撮影テクニックが進歩すること間違いない?
1.こんなことも出来る!? → 編集指示書はご自由に記載ください!
オリジナル・シー・ヴイは個人向けに特化した編集サービスを行っています。あまりビデオ編集にお詳しくない初心者の方にもお申し込みいただけるよう、申込書は出来る限り面倒な項目を省略しました。申込書にある項目は、必ず採用して欲しいシーン、不採用にして欲しいシーン、BGMの希望程度です。
これはオリジナル・シー・ヴイがそれ以上のご要求を受け付けないというのではなく、おまかせいただく場合に最低限は知っておきたいという意味で挙げています。
ですから、もっともっと細かいご要求があれば、別用紙にご記入いただきお送りください。それに則って編集を行います。
よくあるご要求は、オープニングはこのシーンを使って、そのときのBGMはこういう曲を使って欲しいというもの。その他にもご自分の想像されているストーリー等がございましたらご連絡ください。編集指示書は自由自在で結構です。一生懸命に書かれたものならば、なおさらこちらに気持ちが伝わりますので、ご希望に添う作品に仕上ります。
2.先月のビデオ作品
作品名「唐の国紀行」 撮影 山口県男性
作品時間 76分 (テープ録画時間 431分)
ご依頼者から送られてきたものは、miniDVテープ8本(録画時間431分)、BGM用CD6枚、厚さ3-5cmのアルバム10冊と全旅行行程表詳細。そして、編集指示書2枚。
この大作を編集するには6ヶ月間かかった(納期遅延はご了解済み)。ご依頼者の熱意がそのまま編集する私の方にも乗り移ったようだ。
「唐の国紀行」とは、中国にお詳しいN先生を中心に、研究を兼ねて中国への旅を続けてこられたグループの旅の名称である。1990年の北京、西安を皮切りに、シルクロード、黄山、長江クルーズ、チベット、洛陽、そして、番外編の台湾と北米を入れ、2001年までに収録した12年間に及ぶ記録であった。
編集は、各旅毎に章を設け、それだけでひとつの小作品とし、最後に全体のオープニングとエンディングを付けた。オープニングは一目で12年間の記録がわかるようにと約40シーンが左から右へと動くマルチ横スクロールという手法を用いた。そして、エンディングは12年間を共に歩んでこられたメインの参加者の皆さんの各々のシーンを用いた。
DVDでは、章毎に頭だしが出来るので、好きな旅の映像だけをご覧になることも出来る。作品が完成したときには、一仕事終わったという充実感が残った。
<<お客様の声>>
約12年の間に中国を中心にした旅行を一纏めにして更なる旅行にするのが目的でしたが、こうして見ると、良くも此れだけ続いたものだし、本当に友達が出来たと痛切に感じました。やはりビデオ撮影があればこそです。各旅行に想い出は沢山あるのですがやはり一纏めにすると壮観ですね。自分なりに本当に感動し感謝しています。
3.ビデオ撮影上達の秘訣
第2回 チェンジ オブ シーン
前回は、「撮影の基本は固定撮り」ということで、撮影にはぜひとも三脚を使うように説明しました。
三脚でビデオカメラを固定し、アングル等を決めた後、録画ボタンを押し撮影します。そのとき、あなたは言うかもしれません。
「つまんねえんだよな。だって、画面があまり動かず変化がないんだもん。動画なんだから、動きがねえとつまんねえじゃん。やっぱ、左に右にカメラをパンして、ズームイン、アウトを多用して変化をつけなくちゃ。・・・・」
ちょっと待って。その録画した映像は誰がご覧になるのでしょうか。ご自分であれば何も言いません。しかし、第三者に見せたいと思うのならば、第三者、つまり、視聴者の視点というものを忘れてはいけません。
視聴者は見易い映像を好みます。前回、「撮影の基本は固定撮り」のところでも述べましたが、画面全体がぶれることに人間の目は非常に敏感で、かつ、それを嫌います。カメラが右に左にパンをし、ズームイン、アウトを多用するとその画面全体の動きに視聴者はついていけません。最悪、車酔いに似たような吐き気をもよおします。
といいながらも、「画面があまり動かず変化がないんだもん。」というのも事実で、変化がない映像もまた飽きられてしまいます。視聴者も同様に思うでしょう。
つまり、視聴者は贅沢で、画面全体はぶれて欲しくないけど、変化はつけて欲しいと言っているのです。
で、どうするかですが、放送局から放映される番組や、映画を思い出してください。カメラ固定で撮影した映像が、数秒毎に切り替わっていませんか。映像そのものは固定しているのだけれども、それが切り替わることにより変化をつけて、視聴者の興味を惹きつけているのです。まさに、チェンジ オブ シーンですね。
また、映像が数秒毎に切り替わるのですが、そのひとつの映像の長さをカットと言ったりもします。カットの積み重ねで放送局の番組や映画は出来上がっているともいえます。
もし、あなたが1カット6秒で10分の作品を創ろうと思うのならば、最低(10×60)秒/6秒=100カットの固定撮り撮影をしなければならないと思ってください。100カットを撮るのは手間がかかりますが、作品として出来上がったものの感動を考えると、お安い御用と思うのではないでしょうか。
ご質問、ご意見、或いは、このようなことは出来ないのか等のご提案がございましたら、何なりとお問い合わせください。
以上