[PR] 最新鋭ビデオカメラで撮影します
- オリジナル・シー・ヴイ代表の末次です。
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
----------------------------------
<目次>
1.こんなことも出来る!? → 最新鋭ビデオカメラで撮影します
2.先月のビデオ作品 → 「ありがとう 皆様に」
3.ビデオ撮影上達の秘訣 → 第6回 先読みした撮影
----------------------------------
1.こんなことも出来る!? → 最新鋭ビデオカメラで撮影します
12月1日にソニーからDCR-VX2100が発売されました。待ってましたとばかりすぐに購入しました。1/3型3CCDで映像クオリティにこだわったDV方式では最高級のビデオカメラです。
このカメラを買おうと決意したことには理由があります。それはお客様から撮影のご依頼が増えてきているからです。「旧宅の四季を撮って欲しい」、「クリスマスパーティを撮って欲しい」、「卒業式を撮って欲しい」等々きりがありません。
以前はビデオ編集のご要望がメインで、撮影といえばクライミングに関するものばかりでした。クライミングではロープを使って岩壁を攀じ登るため、高性能でも出来る限りコンパクトなカメラを必要としました。ザックの上蓋に入り、かつ、3CCDというと当時DCR-TRV900しかありませんでしたので、それを長らく使っていました。
しかし、どうしても映像にこだわると1ランク上のカメラが必要になります。高所に登る必要がないのならば大きくても最高級のビデオカメラを使うべきだと判断しました。
これからも皆様のご期待に応えるべく設備等を充実させていきたいと考えています。撮影のご要望がございましたらお気兼ねなくご相談ください。
2.先月のビデオ作品
作品名「ありがとう 皆様に」
撮影 東京都 女性
作品時間 10分 (テープ録画時間 60分)
人を愛するということに国境はありません。
今回ご紹介するビデオ作品は、新郎の母国で行われた挙式の模様を主体に編集したものです。そして、この作品は新婦の母国日本で行われたパーティでお披露目されました。
内容は三部構成になっています。スチール写真で綴ったお二人のプロフィール部、挙式のセレモニー部、そして、披露宴部です。
プロフィール部はお二人のご幼少から成人するまでを2枚一組で3セット紹介後、お二人の出会いから遠距離交際を経て現在に到るまでをゆっくりと紹介。
そして、挙式のセレモニー部はメイン部分を忠実におさえました。
最後に、披露宴部はご出席された皆様に新郎新婦があいさつにまわられている模様を回想的に編集しました。
録画されたテープを拝見すると、ハンディカムで撮影されたせいか手ぶれもありましたが、撮影された方は最初から最後まで新郎新婦をしっかりと追っていました。新郎新婦の豊かな表情、涙にめがしらをおさえるご両親、そして、祝福に訪れた多くの皆様の暖かい笑顔がテープに溢れ出ていました。
編集のポイントは、撮影された方が最も撮りたかったものを心で感じることであったように思います。
<<お客様のご感想>>
郵便が届いてすぐ私はビデオをチェックしたのですが、あまりにも素敵で感動して泣いてしまいました。そして、昨日無事にパーティーを終えました。
私の母をはじめ家族、友人もビデオをみて感動していました。特に何も知らなかった弟は私と弟の小さい時の写真が写った瞬間に大泣きしたようです。
素敵に編集してくださって本当にありがとうございました。
3.ビデオ撮影上達の秘訣
第6回 先読みした撮影
前々回は帰納法から空間並列表現、時間並列表現を、そして、前回は演繹法から空間直列表現、時間直列表現を説明しました。
私はこの四つの表現を理解していれば、相当に内容の深い映像が撮れると考えています。極論すると、これから撮影しようとする事象に対し、この四つの表現のいずれかに当てはめて撮影すればよいということです。
ここで、この四つの表現のもっている特徴と撮影方法を整理しておきます。
● 空間並列表現
<特徴> 全体と部分の構成を表わす。
<撮影方法> まず、全体を撮った後、その構成の部分をひとつひとつ撮る。或いは、構成の部分のひとつひとつを撮った後、全体を撮る。
● 時間並列表現
<特徴>履歴や過程を表わす。
<撮影方法> 同じ事象を時間経過に従って撮る。例えば、使用前、使用後。
● 空間直列表現
<特徴> 空間的な誘導を表わす。
<撮影方法> パン、ティルト、ズームを使って、A事象からB事象を撮る。
● 時間直列表現
<特徴> 時間的な誘導を表わす。
<撮影方法> 複数の事象を時間経過に従って、事象ひとつひとつを切り替えて撮る。複数の事象の全体の流れがわかるように配慮する。
また、撮影時の注意として、空間表現の場合は時間に左右されることが少ないので、構成をじっくりと決めて撮影します。また、時間表現の場合は撮るチャンスが一度しかないので、どのタイミングでどのように撮るかを予め入念に決めておく必要があります。
このような準備をすることにより、撮影チャンスを逃さず、かつ、撮り損じを出来る限り抑えることが出来ます。映像品位が著しく向上することは間違いありません。
でも、これらをいきなりやれと言ってもおいそれとは出来ません。何度も試行錯誤して撮影しながら自分のものにする努力が必要です。
これまで見てきておわかりのように、良い撮影をするということはどれだけ先読みをして撮影準備をしておくかということです。それは撮影する前の心の準備も含めてです。
「わっ、きれい、だから撮ろう」というのではなく、「きれいになるはずだから、撮影準備をして撮るタイミングを待とう」でなければならないのです。
第3回から第6回までシーンのつなぎ方について説明してきました。この課題についてはひとまず終えたいと思います。次回からは1シーンの上手な撮り方について、ひとつひとつ見ていきたいと思います。
では、次回をお楽しみに。