[失速する市販ビデオカメラ] (8)どのようなカメラが最適?
- オリジナル・シー・ヴイ代表の末次です。
窓の外の新緑が眩しい! こんなとき部屋の隅でこそこそと編集作業などはやってられません。外に出て、撮影しなくっちゃ!!
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<目次>
1.[失速する市販ビデオカメラ] (8)どのようなカメラが最適?
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品 → 「Hot Climbing 4, customized」
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1.[失速する市販ビデオカメラ] (8)どのようなカメラが最適?
数年前まで、デジタルカメラは写真(静止画)を撮るもの、ビデオカメラは映像(動画)を撮るもの、と決まっていた。
しかし、最近のカメラは静止画も動画も撮ることができる。デジタルカメラだって動画を撮ることもできるし、ビデオカメラだって静止画を撮ることもできる。その垣根が崩れてきたわけだ。
「だったらひとつのカメラで十分じゃん!?」って、話になるわけだが・・・。
つまり、単純に割り切ると、未来のデジタルカメラ、或いは、未来のビデオカメラのどちらか一方が必要ないということだ。
ホント?
すでに、世の中にはその折衷版といえるような雰囲気の商品も出始めている。
さて、そこで私が思うに、デジタルカメラもビデオカメラも所詮は撮影するためのツールだ。重要なのはその撮ったものをどのように使うかで、その価値が決まるのではないだろうか。
撮ったものを編集しない → 「作品」という位置づけ
撮ったものを編集する → 「素材」という位置づけ
それによって、自分が望む最適なツールを選べばよいと思う。私の場合、撮ったものは「素材」という位置付けなので、そのツールには次のような項目が重要である。
(1)撮影の自由度が大きいこと
被写体の素材を集めると考えると、いろいろな角度から被写体を撮れた方が使い回しが効く。ハイポジション、ローポジションなどカメラを自由に動かせる機能があること。
(2)音声をきちっと取ることができること
(3)編集のし易い素材であること
時間圧縮を極端にかけた素材はそのままでは一コマ一コマを編集できない。編集可能な中間ファイルなどを作る時間は短いほどよい。
(4)撮影者の個性を生かせる機能がついていること
フルオートなんて・・・。
さて、皆さんはどのようなカメラをお望みでしょうか。
ーーー 次回につづく ---
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品
作品名「Hot Climbing 4, customized」
制作 Original CV
作品時間 117分
昨年、タイ・プラナンから帰国した時点で、今年のタイ・プラナン行きはないだろうと思っていた。もうここでは撮り尽くした感があったし・・・。
ところが、昨年の秋に「どうしても行きたい」という方が現れ、また、どなたもご一緒する予定がないということを伺い、「仕方が無い、また行くか・・・」というノリで、今年のタイ・プラナン行きが決まった。
当初、決して積極的なノリではなかったのだ。しかし、人間というものは不思議なもので、行くと決まるとクライミングに対するモチベーションがぐっと上がり、日頃のトレーニングも真剣にやるようになる。ひとつの歯車が順調に回転するようになると、あれもこれもと順調に動き出す。そういう意味では、私は「どうしても行きたい」とおっしゃっていただいた方に感謝せねばならない。
タイ・プラナン行きも、あれよあれよという間に人が集まり、今回の参加者は総勢15名(+飛び入り1名)の大盛況となった。世の中というものはわからないものだ。ひとつのきっかけで、がらっと変わる。
また、2月という時期に日本を脱出し暖かいタイに来ると、体にはとてもよい。足腰が痛い、ヒビワレ、シモヤケ、手足がかさかさしているなどなどは2-3日ですぐに治ってしまう。まさに心身共にパラダイスなのだ。
この分だと、来年もまたタイ・プラナンに行くことになりそう!?
オープニングの映像はこちら。
タイ・プラナン旅行記(2009年)はこちら。