[撮影四方山話] 山があるところに雨が降る!
- オリジナル・シー・ヴイ代表の末次です。
8月のガス料金を見て、驚きました。異常に安い! それもそのはず、8月はガスを使ってお風呂を沸かしていません。私のところのマンションの水は、屋上にある給水槽に溜まった段階で、ほとんどお湯になってます。
冷たい水が欲しい・・・。
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<目次>
1.[撮影四方山話] 山があるところに雨が降る!
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品 → 「米寿お祝いの旅」
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1.[撮影四方山話] 山があるところに雨が降る!
TVの天気予報で、「なぜ、関東平野で雨が降らずに、山間部で雨が降るのか」の説明を行っていました。海から来た風は平野部を素通りするが、山間部に来ると上昇気流となり、そこで雲が発生し、雨が降るというのです。
この話を聞いて思い出しました。アフリカのキリマンジャロへ行ったとき、ケニアのナイロビからタンザニアのキリマンジャロの麓までジープでドライブしたのですが、そこは遥かなる高原地帯で、乾燥して、大きな樹木などは育っていません。
ところが、キリマンジャロの周りは樹木が繁茂しているのです。山があるところに雨が降る。だから、キリマンジャロの周辺はコーヒーも採れますし、豊かです。キリマンジャロの麓はタンザニアのビバリーヒルズなのです。
また、一方、屋久島の南端に尾之間という町があります。ここのすぐ裏は本富岳(モッチョム岳)という標高940mの岩山が聳えています。ある夏の夕暮れ時、尾之間の民宿のビアガーデンで、ビールを飲みながら本富岳を見ていると、あることに気付いたのです。
南風がそよそよと吹き始めると、本富岳の頂上付近にもくもくと雲が発生します。そして、南風が止まると、雲も消えてしまうのです。まさに理科の屋外授業にぴったりなところだと思いました。
2.先月のイチオシ!! ビデオ作品
作品名「米寿お祝いの旅」
撮影 Original CV 制作 末次進・みち子
作品時間 26分
母の米寿お祝いの旅は天草へ行くことになった。
台風が接近していて、強い風と小雨の降るあいにくの天気となったが、天草の下島にある通詞島では早崎瀬戸を前に、強風で天に舞うイルカを見たし、富岡城址では、咸臨丸でここを訪れた勝海舟の銅像にもめぐり合えた。
夕方、台風が遠ざかると共に風も収まってきた。本日の宿は天草五橋の近くの藍風亭である。これまで何度かこの宿にお世話になっているが、来る度に「また来てみたい」と思わせる生き造りが出されるのである。今回は、オコゼの造りと唐揚げに舌鼓を打った。
夕食を終えて、浜辺に出ようとすると、宿の軒まで波が打ち寄せていた。今日は大潮なのだろう。アイデアマンの孫は花火を買ってきていたので、この波打ち際の軒下で花火を楽しむことにした。
厚い雲に覆われて、月や星は見えない。その真っ暗な中に、一本、一本、花火が付けられた。火の粉は宙を舞い、海面に消えていく。母も怖いと言いながら、恐る恐る花火の端をもっている。子や孫が見守る中で、海面に浮かぶ幻想的な雰囲気の母をカメラが捉えた。
天草の 潟に満ちりし 波際に 八十八の花火 末末に映えむ