[PR] たくさんのテープからでもお安く作品が創れるようになります
- オリジナル・シー・ヴイ代表の末次です。
「攻撃は最大の防御なり。」 サッカー・オリンピック代表最終予選のUAE戦で、3トップというスターティングメンバーを聞いたとき、正直驚きました。ここ一番で守りよりも攻めのシフトをとるとは・・・。その気持ちが選手に伝わったとき勝負は決まっていたのかもしれません。
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<目次>
1.こんなことも出来る!? → たくさんのテープからでもお安く作品が創れるようになります
2.先月のビデオ作品 → 「A SESSION IN BIG ROCK」
3.ビデオ撮影上達の秘訣 → 第9回 ズーム、パンの注意点
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1.こんなことも出来る!? → たくさんのテープからでもお安く作品が創れるようになります
3月27日にビデオ作品編集サービスを大改訂しました。今回の大きな改訂ポイントはふたつです。
ひとつは4月1日から消費税改訂で「総額表示」となりますので、それに合わせて価格を見直しました。
そして、ふたつ目は<価格表B・・・録画区間指定有りタイプ>を追加したことです。従来の価格体系は、<価格表A・・・録画区間指定無しタイプ>として残しています。
これまで、お客様から過去に録画したさくさんのテープから作品を創りたいというご要望がいくつかございました。しかしながら、従来の価格表Aではたくさんの録画テープを使うとき、その録画時間の総計を基準に価格を決めるためどうしても高くなってしまうということがあり、お申込をためらわれた
方が多かったと思います。今回採用する価格表Bはそういう方のために設けたものです。
例えば、録画テープ4本でそれぞれ60分録画したものを編集ご依頼されるとします。従来の価格表Aでは、ビデオテープ録画時間が4本×60分=240分となり、仕上げおまかせコースで62,500円となります。
しかし、この録画テープ4本の中でも編集に採用して欲しい録画区間を30分以内にご指定いただければ、新しい価格表Bでは仕上げおまかせコースで31,200円となります。
或いは、録画テープ10本があり、1本につき採用して欲しい録画区間を3分以内にご指定いただければ、ビデオテープ録画時間が10本×3分=30分となりますので、価格表Bのおまかせコースで31,200円でひとつの作品が出来上がります。
この機会に押し入れにしまい込んであるたくさんの録画テープから作品を創ってみませんか。
2.先月のビデオ作品
作品名「A SESSION IN BIG ROCK」
撮影 Original CV 制作 ビッグロック様
作品時間 30分 (テープ録画時間 90分)
カナダから3人のトップクライマーを、そして、ビッグロックからもトップクライマーをゲストとして迎え、ボルダリングセッションが行われた。
ジムにお越しくださった皆さんには、トップクライマーのパフォーマンスをご覧になった後、彼らがセッティングした課題を一緒になってトライし楽しんでいただこうという趣向だ。
世界でもトップクラスの小山田大さん、アメリカで行われたPCAですばらしい成績を残した茂垣敬太さんをはじめ、トップクライマーの華麗なパフォーマンスは息を呑むばかりだった。
また、次から次へとトライを繰り返す参加者の皆さんの熱気でジムの中のボルテージは最高に上がった。
みんなで和気あいあいとできるボルダリングは面白い!
これが今回の撮影で感じた第一印象だ。まだ、やったことがないというあなたもぜひトライしてみませんか。
この作品のオープニング紹介はこちら
<<お客様のご感想>>
やっとゆっくりビデオを見る時間がとれ拝見致しました。
みんなの登っている顔がよく映っていていつも見ている感じとはまた違った面白さでした。
あの日の盛り上がりが伝わってきて、楽しく見させていただきました。
3.ビデオ撮影上達の秘訣
第9回 ズーム、パンの注意点
前回は映像サイズの違いについて説明しました。今回はズーム、パンの注意点について説明します。
ズームとは被写体を徐々に拡大、或いは、縮小することを言います。パンとはビデオカメラを左から右へ、或いは、右から左へ振ることを言います。そして、最後に、ティルトとはビデオカメラを上から下へ、或いは、下から上へ振ることを言います。
いずれも「第5回 演繹法 ・・・ 直列的表現」で説明した空間直列表現を使うときに多用します。この空間直列表現の特徴は空間的な誘導でした。つまり、これらは視聴者の視点を誘導にするときに使う効果的な方法なのです。
また、これらはスチールカメラにはない、ビデオカメラに特有な表現方法ですので、初めてビデオカメラを買ったという方は使いたくて使いたくてどうしようもないという気持ちもよくわかります。
しかし、ここで注意しなければいけないことは、「効果的な方法」という裏には「非効果的な方法」になることもあるということを十分に知っておくことです。
まずは「効果的な方法」についての例を示します。A地点からB地点までをパンすることにしましょう。だが、その前になぜB地点までパンをするのでしょうか。それはB地点までに視聴者に見せたいものがあるからです。ゆっくりとA地点からB地点まで視聴者の視点を誘導したとき、視聴者に「おー、すごい」という発見を与えるためです。その効果は抜群です。
ですから、パンをする速度というのは、視聴者に「来るぞ、来るぞ、来るぞ」という期待感を持たせる間の取り方が必要です。さっと行ってしまっては視聴者には何が起こったのかわかりません。
次に「非効果的な方法」になることもあるという例を示しましょう。
よくある例はA地点からB地点へ、そして、再び、A地点へと折り返してしまう場合です。折り返しが始まった時点で、視聴者はカメラマンが何を意図してパンしているのかを見失ってしまいます。見失うというより失望といった方がいいかもしれません。「来るぞ、来るぞ、来るぞ」と期待していたのに、折り返してしまうことにより、「なんだよ、何が見せたいんだよ」と一種の怒りに変わってしまいます。
次にA地点からB地点へ行く途中で止まってしまう場合です。止まってしまうことによって、視聴者の緊張感も切れてしまいます。止まった後もB地点まで続けてパンしようとする方もいますが、これはまったく無意味です。視聴者は緊張感が切れた時点で、その後のものを見たいとは思わなくなっています。この場合は失敗したカットは捨てて、またA地点からきちっと撮り直しをしましょう。
私がズーム、パン、ティルトを使う場合、録画ボタンを押す前に何度もA地点からB地点までビデオカメラを振って試しを行います。自分の気に入ったポイント、アングル、スピードになるまで試します。下手をすると20回も30回もやっているときもあります。第三者からみると何をやってるんだろうと思われるかもしれませんが、それほど自分の納得した場合でないと録画ボタンは押しません。適当にやったものは編集時に採用しないことは目に見えているからです。
ズーム、パン、ティルトは効果が大きい代わりに、失敗したときの代償も大きいということを忘れずに!!
次回は水平線、地平線について説明します。では、次回をお楽しみに。