作品名「谷川岳・衝立岩 ダイレクトカンテ」
制作 Original CV
作品時間 28分- 谷川岳の西側は緩い傾斜ですが、東側は切れ立っていて、北から順に幽ノ沢、一ノ倉沢、マチガ沢となり、その中で最も急峻な沢は一ノ倉沢です。
その一ノ倉沢の中で代表的な壁は、烏帽子沢奥壁、衝立岩、コップ状岩壁であり、その中で最も傾斜の立っている壁は衝立岩です。
その衝立岩の中で大ハングを越えていく最も傾斜のきついルートが、今回紹介するダイレクトカンテなのです。
ダイレクトカンテルートは、一ノ倉沢出合いからでも一目でわかります。
衝立岩の正面壁は東に向いていますので、朝陽を全面に受けます。このとき、衝立岩のほぼ中央にあるハング状の側壁は日蔭となります。この部分がダイレクトカンテなのです。
今回、私たちはアブミを使って登りましたが、それでも登り応えのある良いクラシックルートだと思いました。 - メールマガジン No. 121 2013-09-01