作品名「ありがとうママ」
撮影 千葉県 女性
作品時間 60分 (テープ録画時間 167分)- お母様の一周忌に、この作品は完成した。
構成は3部からなっている。第一章 走馬燈、第二章 神様のプレゼント、第三章 旅立ち。
第一章はお母様の想い出となるたくさんのお写真を一枚一枚丁寧にトリミングし、それを時間軸で流して、お母様の軌跡を流れるように追った。
第二章は初めてのお孫さんを授かった喜びをお母様の豊かな表情と娘さんとの軽快なやりとりで明るく表現している。
そして、第三章は若くして旅立たれたお母様の最期の場面をまとめた。
介護される娘さんたちやご親族の皆様の「早くよくなって」という気持ちもむなしく、お母様のご容態は悪くなっていった。
お孫さんとともに、お母様の枕元に寄って、娘さんは語る。「・・・・。ママ、ありがとね。」お母様は自由にならないお体の中で聞き取りづらかった最期の言葉を発した。
よく聞き取れないのだが、私にはお母様の顔や目の表情、そして、口元の動きから「ありがとね」とおっしゃっているようにしか思えないのだ。
親子がお互いに共有した時間を感謝し、心から「ありがとう」という言葉を交わす最期の場面は涙なくしては見れない。そして、「ありがとう」という言葉のもつ意味の深さを十分に教えてくれたように思う。この美しい作品の編集をお手伝いさせていただいて、私からも本当に「ありがとう」と言いたい。
<< お客様のご感想 >>
心のこもった作品にして頂き、ありがとうございます。父も姉も私も、とても感動し、皆、涙があふれました。
パッケージも実家の家をバックにいれてくださったり、BGMをいれてくださったり、とても満足しています。
作品は、一生大切にします。また、作品をお願いすることがあると思いますので、その時は、また宜しくお願いします。 - メールマガジン No. 21 2005-04-01