作品名「HEART & SOUL」
編集 Original CV 制作 山路さなえ様
作品時間 76分- 70分余りのダンス発表会のフィナーレで、代表者の方から次のような紹介があった。
「2008年、HAERT & SOUL。今年はダンスを愛する心、それのもっている魂を体で皆で表現してもらいました。」
そして、出演者全員が舞台に現れる。びっしりと会場を埋め尽くした観客からわれんばかりの拍手である。
私はこのダンス発表会のリハーサルが行われているとき、代表者の方に伺った。
「毎年、次から次へと発表する新しい振り付けはどのようにするのですか。」
「大変なんです。たくさんの他のダンスを見たり、曲のイメージから連想したり、ダンス発表会の振り付けが決まるまで、幾晩も眠れない日が続くんです。」
そして、私はダンス発表会で撮影したテープを持ち帰り編集に入った。複数台のカメラで撮影したものを細かくつなぎ合わせる作業だ。1次仕上げが出来上がったところで、代表者の方にチェックしていただいた。
「No.10とNo.15の場面が変わったときに、音と動きにずれを感じます。」
私はそれらを何度も見直したが、そのずれがわからないのだ。普通の人ならわからないと思う。
そこで、音声波形をもっと細かくして調べてみると数コマずれていた。時間的にいっても0.0何秒の世界。ワーオ。この差が代表者の方にはわかるのだ。凄まじく磨かれた感性だな、と感服した。
だから、「HAERT & SOUL。ダンスを愛する心、それのもっている魂を表現した」この映像作品を完成させるまで、私もまったく妥協してはならないと思った。
この作品もまた、永遠に残り、語り継がれるに違いないと確信している。
<< お客様のご感想 >>
細かい注文を何度もお願いして誠に恐縮いたしますが、当日の記録を思い通りの作品に仕上げていただいて、出演者の皆さんもきっと満足してくれることと思います。
細かいお気遣いとたくさんの労力をありがとうございました。 - メールマガジン No. 57 2008-05-01