作品名「*** & ***」
撮影・編集 Original CV 制作 東京都女性
作品時間 86分- 東京都渋谷区の代官山駅近くにあるお洒落なレストランに私が到着したのは午後3時前。
エントランス、控え室、サロン、ガーデンチャペルにぐるりと囲まれた中庭には色とりどりのお花がいっぱいだ。この花がシックな造りの建物に、開放感や艶やかさを演出している。
新郎新婦はロケ撮影のため少し遅れて到着。時間が押しているので、すぐにサロンで結婚式のリハーサルが始まる。少し緊張気味の新郎新婦に、気さくな牧師先生が語りかける。笑いが起こり、場が和む。このなんとも言えない暖かく包まれた雰囲気は何だろう。
今回、新郎新婦の希望でキャンドルセレモニーを行うという。そのセレモニーの意味を牧師先生が説明する。セレモニーというのは、その意味を理解して行うことと、何気なく行うことでは大変違うということを知らされた。
午後4時30分、いよいよ結婚式の始まりである。空は夕暮れに近づくと共に、徐々に厚い雲に覆われて、自然光の明るさが極度に落ちてきた。そして、それに伴って、ガーデンチャペルに設置されたそれぞれのランプの発色が強くなった。
新郎新婦二人が声を合わせて、聖書コリントの一文を読む。「愛は決して絶えることはありません。」 その直後にゴロゴロゴロと雷鳴が轟く。天からの喝采である。
キャンドルセレモニーも粛々として行われた。
最後に、牧師先生が祝福のお祈りをした後、バックのコーラスが入る。
「アーメン、アーメン、アーーーメン。」
その直後にドシャ降りの雨が降ってきた。まさに天からの祝福である。
花びらが舞う中を新郎新婦が退出した。そして、ご親族やご友人の前で牧師先生が語りかけた。
「雨(水)というのは、キリスト教でも仏教でも身を浄めるという意味があります。その意味をわかって上げて、これからスタートする新郎新婦をサポートしてあげて下さい。」
牧師先生を始め、ご親族、ご友人の優しいまなざしがそこにあった。天からも祝福される新郎新婦の結婚式。それはそこに出席されたすべての人の心も浄めているように思えた。
<<お客様からのご感想>>
結婚式をとても綺麗に残して下さり、ありがとうございます!
牧師先生を始め私達へのメッセージや良いシーンを大事に沢山残して下さり、思い出深い1日を素敵に仕上げて頂いた事、大変嬉しく思っております。
拝見しながら私達の当日の思いが****の曲と共に蘇り、今回はお客様からの視点でも結婚式を振り返る事ができました。
またこの先、私達にとって心に残る思い出深い結婚式となったこの日を鮮明に振り返る事が出来る事を幸せに思っています。贅沢に二台もカメラを使って頂き、綺麗に撮って下さった末次さんに、心から感謝致します。 - メールマガジン No. 62 2008-10-01