作品名「**高等学校**部 平成21年度卒業生「巣立ちの会」」
編集 Original CV 制作 富山県女性
作品時間 50分- 両頬に流れる涙を拭いながら、卒業生はスピーチを続けた。
「インターハイではベスト8に残りましたが、自分たちがどれだけチームのためにできたかと思うと・・・。あまり結果が出せなかったことに自分の情けなさや、後輩に対する申し訳なさや、いろんな思いを抱えながらずっと過ごして来ました。
人間的なことでも先生に怒られながらも、部員に支えられ励まされながら、なんとかやってくることが出来ました。・・・」
そして、もうひとりの卒業生は後輩に贈られた花束を抱えながら、語った。
「1年のときの夏、精神的につらくなり、部活を休んでしまいました。そのとき先輩から電話がかかってきて、『今はつらいかもしれないけど、乗り越えたら絶対にいいことがある』と言われました。私は頑張ろうと思い、部活に行きました。すると、笑顔で部員全員が迎えてくれて、『また、一緒にがんばろう』と言ってくれました。」
目を拭い、頬を拭い、鼻を拭いても、言葉が詰まってしまう。
ホールのテーブルには、学校の先生方、父母会、後援会、県教育委員会、地元企業の方々などが集まっている。その地域をあげての「巣立ちの会」なのである。
卒業生たちはあいさつに後援会長のテーブルを訪れた。後援会長は起立して彼女たちにお祝いの言葉を述べた後、45度の礼をして見送った。
送られてきた映像を編集しながら、私には、この地域に何か芯の通った強いものがあるような気がしてならなかった。「抜地通天」。これからの富山県は熱くなるかもしれない。
<< お客様からのご感想 >>
大変満足な作品に仕上がっており、驚きとともに、大変に感謝しております。本当に想像していたより何倍も素晴らしい出来になっておりさすがプロは違う、本当にお願いして良かったと思いました。
たまたま貴殿のページをネットで見つけてラッキーでした。また何かご縁がありましたら、何卒宜しくお願いいたします。 - メールマガジン No. 80 2010-04-01