作品名「Lets Climbing With A Witch, 2010」
制作 FTG
作品時間 70分- 昨年9月に再び、カナダのバンクーバーを訪れた。
バンクーバーから、スキーで有名なウィスラーへ向かう途中に、スコーミッシュという町がある。ここに氷河で削られた大岩壁を持つザ・チーフという山がある。
私たちはこの岩壁を登るのだが、ある晴れた朝、滞在させていただいている家からザ・チーフを見ていると、その親切な家主のクライマーが、「あそこに見えている岩壁の白い部分は”Witch(魔法使い)"に見えるでしょう」と語った。
言われてみれば、確かにWitchのように見えるのだ。
一方、ノース・バンクーバーにも私たちがお世話になっている女性クライマーが住んでいる。彼女とは彼女の家の近くにあるSullys Hungoutという岩場や、バンクーバー島にフェリーで渡って、Horne Lakeという岩場でも一緒に登った。
その彼女だが、私から言わせるとスーパーウーマンなのである。カラフルで香ばしい石鹸を作るケミカル・サインエンティストかと思えば、沖縄・剛柔流空手の黒帯でもある。ヨガの先生でもあるし、昨年はボディ・エナジー・コントロールが出来るようにもなっていた。
「はい、息を吸って・・・、はい、吐いて・・・、はい、息を吸って・・・、はい、息を止めて」という次の瞬間には腕が動かなくなっているのだ。
そして、何を思ったか最近はクラシックバレエを始めたというし・・・。
私は密かに、彼女はWitchではないかと思っているのだ。
というわけで、作品のタイトルの意味がご理解いただけましたでしょうか。ガッテン、ガッテン!?
オープニング映像はこちら。
スコーミッシュ旅行記2010はこちら。 - メールマガジン No. 89 2011-01-01